遺言・相続の基礎知識

はじめに ~相続を「争続」にしないために~

 相続によって身内同士で争いが起き、「争続」となってしまうケースはとても多くあります。もちろん、その場合、争いの元となっているのは、遺産という財産ですが、身内ゆえの長い間に積もり積もった感情的なしこりなどが背景にあることも多くあります。
 相続を「争続」にしないためには、生前から、相続に関するルールを正しく理解し、争いになりそうな芽をつんでおくことが重要です。相続については、民法という法律でとても複雑なルールが定められており、すべてを正しく理解することは難しいのですが、最低限押さえておきたい基礎知識を以下で紹介します。          

遺言がある場合とない場合の違いは何? ≪PDF≫

【ポイント】
☆遺言がなければ、法定相続(ほうていそうぞく)に従った分け方をする
☆遺産分割協議で具体的に誰が何をもらうかを決めるが、協議がまとまらなければ、裁判所での手続が必要 

法定相続だとどうなるの? ≪PDF≫

【ポイント】
☆法定相続人は、配偶者(常に相続)、子(順位①)、父母(順位②)、兄弟姉妹(順位③)
☆子は、孫以降の代襲相続がある。兄弟姉妹は、おいやめいの代襲相続がある
☆法定相続分の修正として、特別受益や寄与分がある        

どんな場合に遺言をすればいいの? ≪PDF≫

【ポイント】
☆遺言を作成した方がよい3つのパターン
 ①法定相続人とは違う人に分け与えたい   
 ②法定相続とは違う割合で分け与えたい
 ③何をどう分け与えるかを具体的に決めておきたい      

遺言にはどんな種類があるの? ≪PDF≫

【ポイント】
☆自筆証書遺言と公正証書遺言が多く使われている                 
☆自筆証書遺言と公正証書遺言の違いを比べて、自分に合った遺言を作成する       

自筆証書遺言を作成するときの決まりは? ≪PDF≫

【ポイント】
☆自筆証書遺言の方式についてのポイント
 ①遺言の内容となる全文を自筆で書く(財産目録については自筆でなくてもよい場合がある) 
 ②日付を書く
 ③氏名を書く   
 ④押印   
☆作成した自筆証書遺言の内容を変えたいときは、遺言の記載内容を変更する方法、新しく遺言を作り直して前の遺言を破棄する方法がある       

遺言の内容についての注意点はあるの? ≪PDF≫

【ポイント】
☆相続人に対し、教訓その他のメッセージを書くことも、実際上は意味がある
☆遺留分(いりゅうぶん)に注意しながら作成しないと後でもめることになる
☆遺留分を有する者は、遺留分侵害額請求をしなければ遺留分を手に入れることはできない    

お墓について気をつけておきたいことは? ≪PDF≫

【ポイント】
☆お墓は、①永代供養墓、②手元供養、③散骨葬など多様化している
☆散骨は、場合によっては死体遺棄罪になることがある
☆お墓の引っ越しの際の離檀料に注意